スコットランドに住むある男性はがんを見事克服したが、化学療法の影響で頭髪が全て抜け落ちてしまい、そのまま生えてくることはなかった。そこで少しでも髪の毛があるように見せるため、思い切って頭にヘアタトゥーを入れることにした。しかし対応した彫師の腕が良くなかったのか、ヘアタトゥーは変色して男性の頭部はまるで青いヘルメットを被ったような状態になってしまった。『Daily Record』『The Sun』などが伝えている。
スコットランド・ハートヒル在住のマーカス・ミラーさん(Marcus Miller、48)は、3年前に精巣がんが見つかった。2児の父親でもあるマーカスさんは、生きるために抗がん剤による化学療法を受けていたが、その副作用によって頭髪が全て抜け落ちてしまった。
のちにがんは克服できたものの、髪を失ったことで自尊心は傷つき、うつ病との闘いを余儀なくされた。悩み抜いたマーカスさんは、ヘアタトゥーを彫り入れることを決意した。このヘアタトゥーとは、薄毛や抜け毛で悩んでいる人の頭皮にタトゥーで毛根から毛が生えているように見せる方法である。
マーカスさんは彫師のジェン・ワトキンス氏(Jen Watkins)のもとを訪ねたところ、ジェン氏はマーカスさんの切実な思いに応えると誓ったようだ。しかし仕上がったヘアタトゥーは、マーカスさんがイメージしていたものとは程遠い仕上がりだった。
ヘアタトゥーを施したマーカスさんの頭はまるで青黒いヘルメットを被ったような状態で、