現地時間3日、英王室ヘンリー王子は「地球環境に優しい旅」の実現に向けた新たなプロジェクトを発表するため、アムステルダムを訪れた。先月に大バッシングを浴びた自身のプライベートジェット利用に話が及ぶと「普段の移動は99%民間機を利用している」「ある特定の状況下では家族の安全を最優先しなければならない時もある」と自身の行動を正当化する言葉を発し、賛否両論を集めている。
先月、プライベートジェットで南仏へバカンスに出かけていたことが明らかになった英王室ヘンリー王子・メーガン妃夫妻。2人はその数日前にスペインでの休暇を終え、プライベートジェットで英国に帰国したばかりだったことから「ロイヤルメンバーという立場にありながら、連日遊び回っている」との批判や「日頃から環境問題への懸念を口にしているわりには、プライベートジェットを頻繁に利用しすぎ」といったコメントが相次いだ。
そんななかで現地時間3日、ヘンリー王子はオランダ・アムステルダムを訪れ「地球環境に優しい旅」の実現に向けた新たなプロジェクト「Travalyst」のローンチを発表した。「Booking.com」「Visa」「TripAdvisor」といった企業とタッグを組んだこのたびの試みでは、旅先の環境保護や地球温暖化の要因となるCO2排出量の削減、また観光地の経済発展といった問題を扱う予定だという。
この新プロジェクトの内容が、プライベートジェット利用という自身の行動と矛盾しているのでは?―との意見を想定したのか、ヘンリー王子はスピーチの中で