日本では野生の熊が人を襲うという事件が度々発生するが、北米の一部の地域では人の住むエリアでコヨーテやアライグマなどを目にすることが珍しくないという。このほどカナダで、野生のピューマが7歳児を襲う事件が起きた。『Heavy.com』『Global News』などが伝えている。
先月29日午後のこと、ブリティッシュコロンビア州バンクーバー島のカウチン湖のほとりに住むチェルシー・ロックハートさん(Chelsea Lockhart)が家の中で家事をしていたところ、裏庭にある水辺で遊んでいた息子ザッカリー君(Zachery、7)の悲鳴が聞こえた。
チェルシーさんが慌ててザッカリー君の声がする方へ向かうと、信じがたい状況が目に飛び込んできた。野生のピューマがザッカリー君の腕に噛みつき、押さえつけていたのだ。チェルシーさんは危険を顧みず、ピューマの口を鷲掴みにしてこじ開けようとした。
しかしピューマは、ザッカリー君の腕をしっかり噛んだままだった。それでもチェルシーさんは諦めず、ピューマの口をこじ開けようとしながらも神に必死に祈ったという。そしてチェルシーさんが「助けて!」と叫んだとたん、ピューマは去っていったそうだ。
ザッカリー君は流血し、チェルシーさんがすぐに救急要請の連絡をいれると数分程度で救急隊員が到着、ザッカリー君は病院に搬送された。ザッカリー君は負傷した腕と頭を縫合処置された後、