日本の警察が全国規模で行っているプログラムといえば、サイバー犯罪を含む重要犯罪等の検挙活動の強化、交通事故防止対策活動や大規模災害に備えた諸対策の推進などが例として挙げられるだろう。しかし、ところ変わればその内容もガラリと変わるようだ。このほどタイで、やや風変わりな「全国的規模のプログラム」が実施された。『Oddity Central』『Khaosod English』などが伝えている。
タイの警察で先月末、全国的規模のユニークな試験的プログラムが実施された。「Belly Destruction」と命名した肥満警官を対象とする集中ワークアウトプログラムは、ナコーンラーシャシーマー県のパクチョン地区内にあるブートキャンプ施設「Central Police Training Center(セントラルポリス トレーニングセンター)」で行われ、警官総勢200人が減量を目指して毎日厳しいエクササイズに挑んだ。
2週間の試験的プログラムとして行われたこのブートキャンプには、普段カロリーの高い食事をしていたり食べすぎの“肥満警官”が送り込まれ、彼らにはバイクエクササイズや腹筋など厳しい運動が課せられた。参加者の警官は全員が丸坊主にしておりやる気がうかがえるが、裸になった上半身は弛んだお腹が突き出ており、暑い屋外での腹筋運動にも一苦労の様子だ。減量目的ゆえ、このプログラムでは運動の他にもできるだけ余分な贅肉を落とすようにと、豊富なタンパク質を摂取するなど食事調整が行われたという。また、参加者には記録を明確にするために、