どんな些細なものであっても、それが他人の所有物である限り許可なく使用すれば問題である。このほど台湾に住むひとりの女子大生が、ルームメイトの1人に自分のヨーグルトドリンクを勝手に飲まれてしまったことに怒り、犯人特定のためのDNA鑑定を警察に要求するという出来事が起こった。その結果犯人は特定されたが、市民からは「そんなことで税金を無駄遣いするな!」という非難の声があがっている。『Taiwan News Online』『Oddity Central』などが伝えた。
台北市の中国文化大学に通うひとりの女子大生(名は明かされず)は授業が終わって帰宅後、冷蔵庫に買い置きしておいたヨーグルトドリンクの1本がなくなっていることに気付いた。
女性は5人のルームメイトと共同生活をしており、共有の冷蔵庫にヨーグルトドリンクを入れておいた。ところが5人のうちの誰かがそのドリンクを1本勝手に飲んでしまったようだ。ゴミ箱に捨てられていたヨーグルトドリンクの容器を拾い、誰が飲んだのか5人に問い詰めるも名乗り出る者がいなかったことから、女性は容器を持って警察署へ出向き、ヨーグルトドリンクを飲んだ犯人を見つけてほしいと訴えた。
単価にしてわずか59台湾ドル(約215円)であっても、この女性にとっては立派な窃盗事件。警察は女性の訴えを受け入れ、容器から指紋を採取しようと試みたが、