いかなる理由があり「仕返し」を思い立ったにせよ、当事者以外の人を巻き込むのは許されることではない。このほどアメリカで、「元交際相手への仕返し」で別れた男性が住むアパートの建物に放火した女のニュースが『Fox 5 DC』『Metro』などで報じられた。
メリーランド州プリンスジョージ郡ラナムにあるガーデンスタイルのアパートメントが火災に遭ったのは、9月17日のことだった。駆けつけた消防隊員らはアパートの屋根まで燃え盛る炎の消火活動に2時間を要し、住民ら130人以上が住処を奪われホームレス状態になった。
放火に及んだのはナターシャ・シアラ・ジョイナー、32歳。ジョイナーは元交際相手の住むこのアパートを「仕返し」目的で放火したようだ。ジョイナーの父親バーニー・マーフィーさんは、娘が元交際相手から1年半以上も虐待されていたことを話している。しかし「だからといって、なぜアパート全体を放火しようと思ったのかは私にはわからない。こんなことをするなんてあまりにも残念だ」と娘の愚かな犯行を嘆いた。
アパートが受けたダメージは220万ドル(約2億4,900万円)にも上り、多くの住民が迷惑を被る結果になったが、怪我人がひとりも出なかったことは不幸中の幸いだったといえよう。
裁判所では、