犬を可愛がりドッグショーにまで参加して賞を取った経験のある飼い主が、なぜこのような事態を引き起こしてしまったのか。このほど英スコットランドで、劣悪な環境の中で飼われていた27匹の犬が発見された。残念なことにそのうちの3匹は安楽死せざるを得ないほど衰弱し、悲惨な状態だったという。『The Scottish Sun』『Daily Record』などが伝えている。
スコットランドのイーストエアシャー、キルマーノックにあるクロウファードランド不動産が所有する私有地の大きな一軒家を借りていた無職エレイン・アースキン(58歳)は、劣悪な環境下で27匹もの犬を飼っていたことから、スコットランド2006年動物健康・福祉法19条に反して不必要に動物に苦痛を与えた罪で、10月2日に14週間の実刑判決および生涯ペット飼育の禁止を言い渡された。
エレインはこの物件に4~6年間住んでおり、最初の契約時には「犬を5匹飼っている」と大家に話し、2匹のジャーマン・シェパードと3匹のジャック・ラッセル・テリアを飼うことを許可されていた。しかし数年前から家賃を滞納するようになり、同時期に近隣住民から苦情が出たこともあって大家が訪問すると、エレインは言い訳ばかりして大家を家の中に入れることを拒否した。家賃を払えない何らかの事情ができたのかもしれない―と大家とその妹であるアディティ・クロウフォードさんは考慮し、エレインに半年の猶予を与えることにしたという。だが家賃の滞納が続き、アディティさんが今回エレインを訪問。そして信じ難い光景を目にしたのである。
各部屋を確認するために家の奥に進もうとしたアディティさんに、エレインは力づくで拒否。それでもリビングに入ると、