台湾・台北市内の公園で、深夜に薬物を使用していた80歳の男をパトロール中の警察官が発見し、逮捕した。男は年金が支給されるとすぐに薬物を買いに行ったという。『自由時報』などが伝えた。

男が逮捕されたのは10月4日深夜3時頃。パトロールをしていた警察官が杖をついて歩く男に気づき、親切心から声をかけた。しかし男は異常に緊張した様子で「ほっといてくれ」と怒鳴ったという。男の様子に違和感を抱いた警察官が調べると、過去に何度も薬物所持で逮捕されていることが判明。持ち物から使用済みの注射器とヘロインが入った袋が見つかった。

調べによれば、男は薬物常習犯で昨年元旦には自宅アパートで薬物を使用しているところを逮捕され、懲役4か月が科せられた。今年に入って男は台北市立の老人ホームに入居していたが、薬物を摂取したい欲求が抑えられなくなり、年金が支給されると生活費を差し引いた残りの4000元（約14,400円）を持って密売人のもとへ行き、ヘロインを購入。台北市北投区の路上で薬物を手に入れた男はその後、