アメリカから老いた犬を生き埋めにするという残酷な虐待を働いた20代男のニュースが飛び込んできた。男は「飼っている猫と犬が喧嘩ばかりすることにウンザリしていた」と話しているという。『Metro』『telegram.com』などが伝えている。
マサチューセッツ州ホワィティンズビルに住むリチャード・ピカード(24歳)は1年半前、当時交際していたガールフレンドが新しい引っ越し先でペットが飼えなくなってしまったという理由で、18歳(報道により17歳とも)のシーズー犬“チコ”を引き取った。
しかしリチャードは自分が新しく飼い始めた子猫とチコが喧嘩ばかりすることにウンザリしたのか、自宅裏に浅い墓を掘ってチコを生き埋めにしたのだ。リチャードと元ガールフレンドとの共通の友人であるカイリー・ベランジャーさんが、リチャードからメッセージを受け取ったのは9月9日の早朝6時頃だった。
「チコが死んだ」とリチャードから知らされたカイリーさんは、その前日にリチャードが新しく飼い始めた猫の写真が届いたことと「犬をどうにかしなきゃいけない」と言っていたことから、チコの死に対して疑惑を抱いた。別の友人女性を伴ってチコが埋められたとされる場所へ出向き、新しく盛り上がった土を掘り起こすと、チコの姿が現れた。チコは無反応ではあったが呼吸をしており、生きた状態のまま埋められたことに気付いたカイリーさんらは急遽チコを穴から救い出し、動物病院へと連れて行った。チコが埋められていた“墓場”には上に重い岩がのせられており、チコはその重みで潰れそうになっていたという。怪我が激しく、チコは残念ながらその後安楽死となった。カイリーさんは「チコは首が脱臼した状態で、ノミ感染もしていて低体温症を起こしていました。栄養失調、脱水、貧血症状にもなっていて、毛は汚れで固まっていました。明らかに生き埋めにされる前から、飼育放棄されていたのです」とFacebookに悲しみを綴った。
動物虐待容疑で逮捕されたリチャードは、