橋の上に立った少女が友人に押され、叫びながら18メートル下に流れる川に落ちていく…そんな様子を捉えたビデオがSNSで拡散している。
米ワシントン州にあるモールトン・フォールズ・リージョナル・パークで今月7日、ビルの5階に相当する18メートルの橋の上からジョーダン・ホルガーソンさん(16歳)が川に突き落とされた。ジョーダンさんは友人が橋の上からジャンプするのを見て、自分も挑戦しようと橋の手すりを乗り越え、水着姿で立っていたところだった。
一部始終が収められたビデオでは、ジョーダンさんがまだ準備できていないにもかかわらず、後ろに立っていた少女に背中を押されているのが見てとれる。背後でカウントダウンする声が聞こえていたが、不意を突かれたジョーダンさんは叫び声をあげ、手足をばたつかせながら真下に落ちてしまったのだ。
『USA TODAY』によると、ジョーダンさんは水面に激しくお腹を叩きつけて肋骨を6本骨折したほか、肺に2つの穴が開き、気管や食道にまで損傷を負った。
ジョーダンさんは後に、当時のことをこのように語っている。
「押された後、身体を真っすぐにして頭から水に入ろうとしましたができませんでした。でも水面に身体を打ち付けた時は、何の痛みを感じませんでした。ちょうど非番の救急救命士がそばにいて、私を近くの岩まで連れて行ってくれました。そしてたくさんの人が集まってきて私を落ち着けようとしてくれたのがわかりました。死んでもおかしくない状態だったのです。」
外傷外科医のメアリークレア・サーフさんは「人間の身長の3倍を超える高さから落下すると、死亡する確率は50%にもなります。ジョーダンさんの場合はそれをはるかに超える18メートルの高さから落ちたわけですから、コンクリートに叩きつけられたと同じ衝撃があったはずです」と述べている。
同州クラーク郡保安局は今月14日、