あっという間の出来事に、周りの客や店員もなす術がなかったようだ。このほど米カリフォルニア州フレズノにあるショッピングセンター内のアップルストアで窃盗事件が起こり、店内に設置された監視カメラの映像がメディアに公開された。『ABC7 KABC』『ABC30 News』などが伝えている。
7月7日の午前、カリフォルニア州のショッピングセンター「Fashion Fair Mall(ファッション・フェア・モール)」内のアップルストアに10代と思われる少年の窃盗犯が押し入った。
フードを被った16歳~18歳らしき黒人4人の窃盗グループは、店内に入るやいなや複数のテーブル上に展示されていたiPhoneやラップトップなどを、テーブル下に繋がれていたケーブルから次々と引き離した。
わずか30秒ほどで素早く商品を奪う4人の行為に、店内スタッフや客はただ唖然としている様子が監視カメラに映っている。グループの1人は複数のラップトップを腕に抱えた状態で、店内入り口付近にいた怯える10代少女らをすり抜けるようにして逃走を試みた。その直後、1人の男性が少年らを阻止しようとドアの中央に立ち塞がるも、少年らはその男性を突き飛ばして店外へと走り去った。
フレズノ警察によると、少年らが盗んだのはiPhone 6、7、8の他、iPhone X、さらにラップトップの26品で被害総額は27,000ドル(約300万円)にものぼるという。少年らは誰一人武器を振りかざしておらず、