英時間2017年5月22日のこと、アリアナ・グランデがマンチェスター・アリーナにてショーを終えた直後に悲劇が起きた。エントランス・ロビー付近にて自爆テロ事件が発生し、幼い子を含む22人もの罪なき人々が一瞬で命を落としたのである。犯人は法の裁きを受けることもなく死亡したが、多くの遺族と負傷者らは今も心に大きな傷を負ったままだ。
その惨劇から1年以上が経過したが、このほどマンチェスターのスタジアムでテイラー・スウィフトがショーを開催。会場のファンにこう語りかけた。
「皆さんは、こうお示しになったの。決して犠牲になった方々を忘れないと…。」
「そして皆さんは素晴らしい回復力で立ち直ったとお示しになったのよ。こうして天真爛漫に踊り、楽しむ気持ちやワクワク感だって取り戻したのだとね。」
テロの標的になることに多くのセレブ達が危機感を抱いているというが、それでも一流アーティストの多くは今もステージに立ち、ファンも「テロに脅しに屈しない」「音楽を楽しみたい」という気持ちで会場に詰めかけているのだ。
「マンチェスターの皆さんに、こう言いたいと思います。」
「今晩ここで皆さんのためにショーを開催できることを、とても光栄に思っています。」
テイラーはそうも続け、ファンの心に寄り添った。
とりわけ話題になる人物が来る場所、すなわち多くの人が集まる場を狙い、人々を巻き添えにし爆死することで世界中の人々に恐怖感を与えようとしている過激派だが、