ヘンリー王子の父チャールズ皇太子の後妻、カミラ夫人である。カミラ夫人とチャールズ皇太子は若い頃から恋仲で、タイミングを含む諸々の事情で別の相手と結婚したものの、ダブル不倫を続行。双方ともに離婚を経て、2005年にゴールインに至った。しかし皇太子の妻であった故ダイアナ妃の人気があまりにも高かったこと、また不倫という事実があったために「カミラ夫人は多くの国民から忌み嫌われていた」という話は今も有名である。
しかしダイアナ妃の死去から何年も経過し、徐々に国民の悲しみが癒える一方でカミラ夫人は懸命に働き国民にも気さくに接していたことから、人気は少しずつではあるがアップしていった。また2005年にはヘンリー王子がカミラ夫人について「素晴らしい女性です」「兄ウィリアムも僕も、彼女のことが大好きなんです。父をとても幸せにしてくれた人なのですから」とコメントしたことが、カミラ夫人の好感度アップにおおいに貢献した。しかし昨年はダイアナ妃の没後20年とあって、世間は再びダイアナ妃の人生に注目。過去の映像などが続々と流れ、カミラ夫人の人気が再び下降傾向になったと複数メディアに報じられていた。
それでもカミラ夫人はかなりの公務をこなし、2016年だけでも220回を超える公務に参加したことが伝えられ、さらに「王子達の新しいママよ」と出しゃばらぬものの良き継母だったとされ、挙式を前にメーガン妃の母ドリアさんが渡英した際には邸宅に招待。メーガン妃、ヘンリー王子もその場で午後のひとときを楽しみ、とても穏やかな時間を共有したという。そして挙式ではメーガン妃の父に代わりチャールズ皇太子がメーガン妃と腕を組みバージンロードを歩くことに。それを優しく見守るカミラ夫人の姿、またカミラ夫人、ドリアさんと腕を組んで歩くチャールズ皇太子の姿も撮られており、ドリアさんのホッとしたような表情も話題になった。
スキャンダラスな情報が多く出回っているが、タブロイド発の噂は‟鵜呑み”にはできない。様々な噂が事実かねつ造かは判断が難しいが、伝統ある王室の人達が異国からやって来たメーガン妃を受け入れた、そして素晴らしい式を挙げ良き日を祝ったことは間違いないのだ。
画像は『The Royal Family 2018年3月20日付Instagram「This morning, The Queen visited the @royalacademyarts to open the new Burlington Gardens building and mark the Academy’s 250th anniversary.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)