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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】宝くじで11億円当選もほとんどを寄付した“チャリティの天使” 77歳で死去(英)

宝くじで11億円に当選し巨額の富を得るも、「私たちだけで使うのは多すぎる」とそのほとんどを慈善団体や市内の学校へ寄付した“チャリティの天使”と呼ばれるイギリス人の女性が、このほど病からの合併症で死去した。『Metro』『Mirror』『Daily Record』などが伝えている。

英サウス・ヨークシャー州シェフィールドに暮らすバーバラ・ラッグさん(77歳)と夫レイさん(80歳)は2000年1月22日、国営宝くじ『Jackpot』で760万ポンド(約11億円)を当てた。ところが夫妻は「私たち夫婦だけではあまりにも大金すぎる」と当選してすぐに寄付することを決意、550万ポンド(8億円)以上を地元の病院や学校を含む17の慈善団体へ寄付した。

看護助手をしていたバーバラさんと建設事務所監督だったレイさんは、宝くじ当選後に仕事を辞め、1980年代に1万ポンド(約146万円)で購入した公営住宅を売りに出し、裕福なエリアで大きな家を購入した。その時にも夫妻は家を購入しようとした子供のいる若い夫婦に、価格を抑えて提供するという優しさを見せた。

その後は、シェフィールドの複数の病院に2万ポンド(約290万円)を寄付し、ポスピスにいる子供たちが各部屋でテレビが見られるようにと30台のテレビを寄付、さらにクリスマス時期には、市内にある学校の児童ら250人をクリスマスショーへ連れて行くための費用を6年間も寄付し続けた。また2004年には、モンテ・カッシーノの戦い60周年記念でイタリア旅行を控えていた退役軍人ら50人の資金援助もした。

2人は31年間訪れていた恒例のホリデー場所デボン州トーキーへ行く代わりに、地中海やカリブ海のクルーズを楽しんだ。宝くじに当選したことで、当事者はもちろんのこと彼ら3人の子供であるマークさん(54歳)、ショーンさん(48歳)、アマンダさん(44歳)それぞれの家族、そして見知らぬ多くの人が2人の恩恵を受けた。しかしこの5年間、

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