電子レンジはコンロや鍋などを使用することなく簡単に調理ができることから活用している人も多いだろう。しかし卵料理に関しては、少し注意が必要だ。一歩間違うと大惨事となることもある。このほど電子レンジで調理した卵で大火傷を負った女性がその危険性を訴えている。英メディア『The Sun』が伝えた。
イングランドの北西部、グレーター・マンチェスターのアクリントンに住むダイアン・コブさん(Diane Cobb、55)が、自宅のキッチンで大火傷を負い先月19日に病院へ運ばれた。
ダイアンさんは当時、自身の昼食の準備をしており電子レンジでポーチドエッグを調理していた。カップに水を注ぎ、その中へ生卵を割り入れ、60秒間温めた。その後、取り出したカップを覗き込み、卵が調理されているか確認しながらスプーンでカップの中のポーチドエッグを取り出そうとした。
その瞬間、ポーチドエッグは破裂し、卵と熱湯がダイアンさんの顔や胸を直撃した。ダイアンさんはすぐさまキッチンシンクに駆け寄り、夢中になって火傷箇所に冷たい水をかけた。そして近くに住む娘のサムさん(Sam)に電話し、車で地元にあるウィゼンショー病院(Wythenshawe Hospital)に向かった。
病院に到着したダイアンさんは重症熱傷集中治療室に移された。結果、目の周りをはじめとする顔半分以上と胸に大火傷を負い、入院を余儀なくされたのだった。4日後には退院できたものの、その後も一日4回の目薬を点眼し、顔には24時間包帯を巻く生活を1週間も続けることとなった。ダイアンさんは当時のことをこのように語っている。
「鏡で自分の顔を見た時、『なんてこと!』と思いました。まるでマイク・タイソンと10ラウンドほど戦った後のような、ものすごく恐ろしい顔になっていたのです。あまりにも酷い状態だったため、自分の顔が元通りに治るかどうかさえ想像することもできませんでした。」
「その熱さといったらアイロンで火傷する100倍ほどに感じられました。まるで顔の皮膚が燃えているようで。数秒で顔と胸の皮膚がはがれ、本当に恐ろしかったです。」
ダイアンさんは過去に20回ほど、これまでと同じように電子レンジでポーチドエッグを調理していたが、