アメリカ合衆国第41代大統領を務めたジョージ・H・W・ブッシュ氏(93)を支えた妻バーバラ夫人が、92年の人生を終え旅立った。先日、「バーバラ夫人本人や医師団、そしてご家族との相談の末にこれ以上の医療は受けないこと、今後は緩和ケアを受けることに集中する決断が下されました」と発表したばかりの夫人側だが、その最後の瞬間があまりにも早く訪れたことに、多くの国民が衝撃を受けている。
ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領の妻バーバラ夫人は、「ファーストレディ時代には識字や教育の充実がアメリカの貧困問題解決につながる」として活動を展開。多くの団体に手を貸すなどしアメリカのため尽力したが、最近は高齢とあってか体調を崩しがちで何度も入退院を繰り返しており、本人も納得の上で治療断念を決めたことを明かしていた。そして愛する家族に囲まれ過ごしながらも「周囲の人達のことを気にかけている」との声明に、国民からは心配の声があがっていたのだが、その死は突然訪れてしまった。
夫であるブッシュ氏の事務所は、サイト上でバーバラ夫人は米時間4月17日に逝去したこと、享年92歳であったこと、夫や子ども達に恵まれ、多くの孫やひ孫達の存在についても触れている。
また第43代アメリカ合衆国大統領を務めた経歴のある息子ジョージ・W・ブッシュ氏も、