「アーサーは私にとって人生の大親友」と語ってきた歌手のエルトン・ジョン。アーサーとはコッカー・スパニエルの“Arthur Dwight”くんのことで、彼と恋人の事実婚セレモニーでは、花婿の付添人となる“ベストマン”すら演じた愛犬であった。そんなアーサーくんがこのたび14歳で亡くなったとのこと。悲しみの中でステージに立ったエルトンは…。
現在、ラスベガスの「シーザース・パレス/ザ・コロシアム」にて『The Million Dollar Piano』を定期公演中のエルトン・ジョン(70)。2日夜、彼はそのステージで観客に「大切な愛犬のアーサーが今朝、亡くなりました」と悲しい報告をすると、静かにピアノに向かって座り、天に召された愛犬に『Don’t Let The Sun Go Down On Me』という曲を弾き語りで捧げた。
思い出されるのは1997年、エルトンが交通事故により36歳の若さで無念の死を遂げた英ダイアナ元妃の葬儀において、“さようならイギリスのバラ”という大変美しい曲『CANDLE IN THE WIND 1997』を捧げたこと。観客が撮影したとみられる動画も公開されているが、アーサーくんに捧げた曲もこれまた美しいメロディで、長年に渡りご主人への忠誠をつくし、家族に寄り添ってくれたことへの感謝、喪失感、深い悲しみ、そんな気持ちをエルトンは精一杯熱唱している。
米芸能情報サイト『The Blast』ほかが伝えたところによれば、