強力な用心棒が必要ということか、大型で猛々しい犬をあえて飼おうとする家庭も多いアメリカ。だがご主人に忠実であれば問題が生じないというわけではない。犬は力関係や順位にこだわる生き物で、男性のご主人の言うことは聞いてもその妻や子の言うことを聞かないようでは問題が多々発生する。ましてや甲高い声で泣き叫んだり、いきなり予期せぬ行動をとる赤ちゃんがその家に突然やってきたとしたら…!? バージニア州のある家庭でこのほど…。
バージニア州でいわゆる狼犬(ウルフハイブリッド=家畜化されたオオカミと大型犬を交配)が新生児を噛み殺すという事件が起きた。リー郡保安官のゲイリー・パーソンズ氏がCBS系地元メディア『WJHL-TV』に伝えたところによれば、事件が起きたのは同郡ジョーンズビルで7日午前11時半ごろのこと。狼犬は3歳でその家庭(氏名などは明らかにされず)のペットとして飼育されていたといい、この犬に襲われ顔や上半身を食われるなどして死亡したのは生後わずか8日の小さな女の赤ちゃんであった。
赤ちゃんはバシネット(新生児~生後4か月くらいまでの赤ちゃんが使用するカゴ型のベッド)に寝かせられていたところを襲われ、保安官代理が現場に駆けつけた時、バシネットは血まみれであった。赤ちゃんは上半身および頭部に深刻な怪我をしてLonesome Pine Hospitalに運ばれたが、