米歌手アリアナ・グランデは、昨年5月に英マンチェスターにてショーを開催。それを存分に楽しんだ多くの観客が会場から出始めた頃、突然エントランス・ロビー付近にて自爆テロ事件が発生した。アリアナ本人は無傷でアメリカに帰国したものの、幼いファンを含む22人もの人々(犯人を含めると23人)が死亡した現場は一瞬のうちに血の海となり「まさに地獄絵図のようだった」とのこと。当然ながらアリアナ本人の受けた衝撃はあまりにも大きかったというが、アリアナは深い心の傷を負ったまま被害者・遺族を救済すべくコンサートを開催。その姿に、マネージャーも胸を打たれたという。
このほどアリアナ・グランデのマネージャーを務めるスクーター・ブラウン氏がポッドキャスト『Big Questions With Cal Fussman』のインタビューに応じ、自爆テロ事件で多くのファンを喪ったアリアナにつき、こう語った。
「あんなに小さなイタリア系の子なのに、アリアナは本当に強い。」
「自分のファンが多数亡くなってしまった―そう知ったアリアナは、酷く悲しんでいました。何日も泣いて、悲しみを癒してあげるすべもなかったんだ。アリアナは、ひどい苦痛を感じていたのだから。」
眠ることもままならず憔悴していたアリアナの姿を見て、ブラウン氏は「ツアーをできる状態ではない」と判断しキャンセルに向け準備を開始。しかし「やめて、キャンセルにしないで」とアリアナはそれを拒否し、こう言ったというのだ。
「何かをしなくちゃ。そうでなきゃ、ファンに語ってきた自分の本当の姿を皆に証明できなくなる。」
この言葉に胸を打たれ、