郵便物が届かないというケースはどこの国でも発生しているが、このほどイギリスで受取人が心待ちにしているであろう誕生日カードが入った封筒を狙って、現金を抜き取るという窃盗行為をして逮捕されていた郵便配達人の裁判が行われた。英メディア『The Sun』『Metro』などが伝えている。
元陸軍予備役ジョーダン・クレイグ(30歳)は、ノリッチの「Royal Mail(ロイヤルメール)」で郵便配達人として働いていた2016年1月から2017年3月の間、現金が同封されている確率が高い子供たちへの誕生日カードを狙って窃盗を働いていた。
ジョーダンは、宛名に“Master(マスター)”や“Miss(ミス)”と書かれた郵便物をターゲットにし、こっそりと中身を確認。開けた時に現金が入っておらず郵便物が破損していないようならば受取人のもとへ配達したが、破れたりなど何らかのダメージを与えてしてしまった時には自分のロッカーに隠しておくという行為を繰り返していた。
ジョーダンに不審を抱いたRoyal Mail側が、昨年2月から3月の間に現金の入った郵便物を試しに準備し彼に配達を依頼したところ、犯行が明るみに出た。調査では、開封後に破損して配達不可能となってしまった83もの手紙や小包が勤務先のロッカーから見つかったという。
今年2月1日、ノリッチの治安裁判所へ出廷したジョーダンは4件の窃盗罪と1件の郵便物を開封した罪を認めたが、