離婚に至る理由は夫婦によって様々だ。このほどエジプトで、相手の性格をじゅうぶんに知る時間もなく見合い結婚した女性が、わずか40日後に夫との離婚を決意したという。地元メディア『Masrawy』『Arab News』や『The Express Tribune』『Oddity Central』などが伝えている。
エジプト人女性サミーハさん(30歳)は、教師であるアーメッドさん(32歳)とエジプトで伝統的な見合い結婚をした。サミーハさんは相手のことを知ってから2か月後に結婚したが、徐々に露わになった夫のドケチな性格に我慢の限界を感じてしまったようだ。
結婚して最初の1週間、アーメッドさんはサミーハさんに「お金がもったいないからどこにも外出したくない」と話していたという。その時は夫の発言をさほど気にしていなかったサミーハさんだったが、夫のドケチぶりはエスカレートする一方だった。
アーメッドさんは仕事に出る前にもパンがどのぐらい残っているかをチェックして出かけ、ある時サミーハさんが夫の留守中にパンを食べたことがわかると平日は米やマカロニを食べるように指示した。また食生活においての倹約ぶりだけではなく、アーメッドさんは全てにおいて物惜しみするようになった。話すことさえもったいないといった様子で、サミーハさんが「話をしよう」と求めても口数も少なく、気付くとサミーハさんが1人で話しているという状況に陥ることも多々あったようだ。
夫のドケチぶりを家族に伝えるも、サミーハさんの家族は取り立てて気にすることもなく「我慢しなさい」と言うだけだった。周りに説得されてサミーハさん自身も「夫はいつか変わってくれるのでは」と願ったが、