世の中には必ずといっていいほど悪質な業者が存在する。このほど英ウェールズで賃貸物件を所有する大家が、意味深な広告を掲載。地元テレビ局レポーターが隠しカメラを使って極秘に取材したところ、なんと大家は女性の借主に性交渉を持ちかけていたことが発覚した。英メディア『The Sun』『Mirror』『Metro』などが伝えている。
情報掲示板サイト「Craigslist(クレイグスリスト)」にこのような意味深な広告が掲載された。
「1か月の家賃 650ポンド(約10万円) 前金減額・家賃の代替支払いアリ」
借主にとってはオイシイ広告だが、裏がある気がするのは否めない。そこでウェールズの民放局ITVのテレビ番組『Ein Byd(Our World)』が隠密に調査、同番組のレポーターのシアン・トーマスさんが借主のふりをして、この広告を出した大家と面と向かってカーディフのレストランで詳細を聞くことに成功した。当然、大家の男性はシアンさんの素性も隠しカメラの存在にも気付いていない。
録画された映像には、顔にボカシが入れられた大家がシアンさんにとんでもない発言をする場面が収められている。大家はシアンさんに、堂々とこのように“交渉”を持ちかけた。
「無理難題はふっかけたくはないけれど、君を助けてあげたいとは思うから。まぁ交渉として、セックスフレンドになるという手もあるよね。」
これについてシアンさんは「どのぐらいの割合で、私と寝たいの?」と尋ねると、大家は「週一かな」とあからさまに売春を示唆している。さらにシアンさんが「じゃあ、週一であなたと寝れば家賃は無料になるの?」と聞くと、大家は「実際にそういうことになれば、君から家賃をもらおうとは思わないよ」と発言している。
家賃を免除・減額する代わりに性交渉を持ちかける大家は、実はこの男性だけではないようだ。クレイグスリストには、他にも男性大家が女性の借主に「“交渉”次第では家賃は無料」と謳う広告や、ニューポートにある2ベッド(台所・浴室以外に寝室が2部屋)の貸し出し広告には「“好意”と引き換えに家賃を大幅にディスカウント」といった意味深なメッセージが掲示されている。
2003年の性犯罪法によると、売春あっせんの目的で人を勧誘したり誘引したりする行為自体は処罰の対象になる。しかし家賃を性行為で支払わせることに関して、