A型肝炎ウイルスへの感染が原因で発症するA型肝炎。上下水道の整備されていない不潔な地域で感染のリスクが高いとされているが現在、米ユタ州ソルトレイク郡のある市でも患者の数が急増しているとのこと。なんとセブン-イレブンの従業員が感染の媒介として非常に疑わしいことがわかり、店舗を利用した者たちの間に衝撃が走っている。地元メディアの『Fox 13』などが伝えた。
ここ半年ほどの間に、いきなりA型肝炎患者の数が増えたという米ユタ州北部ソルトレイク郡。同市の保健衛生当局は「患者が共通してウェストジョーダン2666 West 7800 Southにあるセブン-イレブンの店舗を利用していたことを突き止めた。2017年8月以降、この地域でじわじわとA型肝炎患者が増えていたことと関連性があると考えている」と発表し、同店舗を利用した覚えがある者に注意を呼びかけた。
ソルトレイク郡保健衛生局のゲーリー・エドワーズ氏によれば、問題の店舗で飲食物の調理や販売に携わっていた1人の従業員がA型肝炎を発症したといい、12月26日から1月3日にかけ、最大2,000人の利用客に感染させた可能性があると考えられるという。以下の条件に相当する者は感染から2週間以内にワクチン接種を受けてほしいとして、連絡先である担当部署の電話番号を示した。
・店内のトイレを使用
・ソーダ・ファウンテンタイプの飲み物、セルフサービスによる飲み物を購入
・生のフルーツを購入
・ピザ、ホットドッグ、チキンウイング、タキートス (春巻き風に揚げたタコス)などのホットスナック類を購入
ただし電子レンジで温め直すようなパック入りの食品やボトル飲料を購入した者、A型肝炎のワクチンを2回以上接種して抗体をつけている者は対象にならないという。現在、同店舗は担当職員らによる調査に協力しており、