同僚から「ワーカホリック」と言われていたほど仕事熱心だった女性医師は、その長時間勤務が原因で命を縮めてしまったのだろうか。このほど18時間連続勤務後に患者の目の前で倒れ死亡した中国人女性医師のニュースを地元メディア『搜狐(sohu.com)』をはじめ、英メディア『Mirror』『The Independent』などが伝えた。
中国山西省の晋中市にある榆次区人民医院の呼吸器内科で副院長を務めていたチャオ・ビアンシアンさん(43歳)は、12月28日の午後6時からのシフト勤務につき、休憩することなく18時間連続して仕事をこなしていた。
翌29日の午後12時に患者のいる病室を訪ねたチャオさんは、患者の娘に「お母さんの具合はどうですか?」と発した言葉を最後に、その目の前で倒れた。脈が停止した状態で発見されたチャオさんは、すぐに同僚医師らによりICU(集中治療室)へと運ばれ、20時間におよぶ救命措置が施されたが、30日の午前7時16分に死亡が確認された。くも膜下出血だった。
チャオさんのもとへ駆けつけた80代の両親は救命処置が行われている間、娘の側を離れることはなかった。母親はチャオさんの手を握り締めて離さず、父親は泣きながらチャオさんの名前を呼び続けていた。しかし娘は帰らぬ人となり、年老いた両親は泣き崩れたという。
チャオさんの救命措置にあたった男性医師は、