英王室が今、ヘンリー王子とメーガン・マークルの婚約を記念し、2人のそれは美しい写真を複数公開して注目が集まっている。真に熱愛中である2人の嬉しそうな笑顔に多くの祝福コメントが寄せられているなか、王室メンバーや関係者の間にくすぶる“アンチ・メーガン・マークル”の精神が露呈したかのようなトラブルがあったもようだ。『E!News』『PEOPLE.com』などが続々と伝えている。
イギリス国籍の白人ではなく褐色の血が混じるアメリカ人で、そして本人に離婚歴と兄に逮捕歴がある。そんなことから「人気の王子に嫁ぐ女性としてキャサリン妃ほどの支持は得られていないだろう」などと今後に不安を感じさせる寂しい報道内容が以前からあったメーガン・マークル。キャサリン妃が“英王室に嫁ぐケイト・ミドルトンさん”と呼ばれていた同じ頃と比較すると、彼女に向けられる視線には辛辣さや厳しさが含まれていることを否めない。
そんななかでこのほど発覚したのは英王室メンバーの“マイケル・オブ・ケント王子妃”で、欧州の王室についての著書もあるマリー=クリスティーヌさん(72)のちょっとした嫌がらせ行為。バッキンガム宮殿で開催されたエリザベス女王を囲むクリスマスランチに両者とも招待されたなか、大変な数の宝飾品を所有しているであろう王子妃がメーガンと対面するにあたって選んだのは黄金の冠や宝飾品で着飾った黒人女性のブローチ。16世紀のベネチアが起源の“Blackamoor”と呼ばれるもので、米サンフランシスコのアンティーク・ジュエリーショップ「Lang Antique & Estate Jewelry」のウェブサイトから画像を引用させて頂いたが、希少価値があるだけに大変高価な値が付いているようだ。
だが奴隷制のもと長いこと迫害と虐待を受けてきた黒人の歴史を思うと、これを今どきの白人、しかも王室メンバーが着用するとは何ともやるせないものがある。そしてメーガンの父親はオランダ・アイルランド系の白人で母親はアフリカン・アメリカン。白人至上主義の英国人による「隔世遺伝で褐色の肌の子が生まれる可能性がある」という陰口に、