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writer : shiina

【海外発!Breaking News】わずか75セントで購入した水彩画 ナチス指導者ヒトラーの作品と判明(オランダ)

アムステルダムにあるオランダ国立戦時資料研究所(NIOD)に今年の春、のみの市でわずか75セントで購入したという1枚の水彩画が持ち込まれた。その後数か月間に及ぶ鑑定の結果、作品下部のサインや使用画材などからナチス・ドイツの指導者アドルフ・ヒトラーの作品だと判明したことがNIODから発表された。

アドルフ・ヒトラーは、政治家の道に進む前に芸術家を目指していた時期があったことで知られる。1909年から1913年までの間ウィーンに暮らし、名門ウィーン美術アカデミーを2度受験したものの不合格となり、その夢は挫折している。この時期、彼は生活のために2000枚から3000枚もの絵を描いていたと言われており、うち700枚から800枚が現存しているが、ほとんどはイギリス、アメリカ、ドイツそしてオーストリアなどの国々で個人によって所有されている。

今回の作品はウィーン旧市街にあった要塞の“Neutor(新門)”が描かれた水彩画であり、下部にはA.Hitlerというサインが確認できる。

ヒトラーの贋作は世に多数出回っているため、鑑定は専門家の協力を仰ぎ慎重に行われた。その結果、作品下部のサインや背面にある絵画取引所及びオーストリアの司法当局を示す2つの印、そして使用されている画材が20世紀初頭のものであったことなどが決め手となり、この作品がヒトラーの真作であるという判断が下された。

この所有者である匿名希望の女性によると、父親がのみの市で見つけ75セントで購入したという。だが当初はヒトラーの作品と分かってはおらず、それに気がついたのはのみの市から帰宅後、作品下部にヒトラーのサインを見つけたからだそうだ。

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