映画『トップガン』『ドアーズ』などで知られる俳優ヴァル・キルマー(57)は2015年、「喉から出血」「病院での検査で腫瘍が発見された」と伝えられたものの本人は自身のFacebookで「腫瘍もないし手術も受けていない」と頑なに重病説を否定していた。その後マイケル・ダグラスがうっかり「彼はがんだ」と漏らして騒動となり、ヴァルの否定を受けマイケルが謝罪する事態に。後にヴァルはがんであったことを認めたが、このたび闘病を振り返る発言をした。
このほどヴァル・キルマー、映画『ウィロー』で彼と共演した英女優で元妻でもあるジョアンヌ・ウォーリー、そして元夫妻の2人の子ども達(共に成人)が『ハリウッド・リポーター』の取材に応じ、以下のように述べた。
「俺は、真面目すぎたんだろうな。アカデミー賞みたいなモノを受賞できないと、動揺したものさ。」
「メリル・ストリープは良い気分だろうな。みんなに愛されているんだから。それを彼女自身も分かってるのさ。」
ちなみにヴァルが病院にて治療を受けた際、娘がそばにいたとのこと。その理由は「車にはねられたから」だといい、元夫妻の息子で俳優などとして活躍しているジャック・キルマーはその日のことをこう語っている。
「僕は惨めで取り乱していたんだ。この2人の隣に座ってね。」
結局は喉のがんだったというヴァルは、気管にも処置を受けたことから今も息が切れることがあるという。しかし現在は仕事にも精力的に取り組み、前向きな暮らしを続けているもよう。少し前には傾倒している宗教とがんを絡め「多くの人達が祈りにより癒されてきた」「その一方で多くの人が現代医学によって命を落としたのさ」などと発言したことで物議を醸したが、