海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】子供の頃に治療を受けた病院で、理学療法士として働く22歳女性(英)

子供の頃に何度も治療を受けた病院を再び訪れた女性。しかし今回は、他の患者を救うための理学療法士としてであった。このほどイギリスのある病院で長いあいだ理学療法を受け続け、20年後に同分野で資格を取得し夢を叶えた女性のニュースを英メディア『real fix』などが伝えた。

サフォーク州イプスウィッチに暮らすローレン・カリーさん(22歳)は2歳の時に先天性股関節脱臼と診断され、イプスウィッチ病院で治療を受け始めた。7歳になると今度は若年性関節炎を患い、週ごとに理学療法や水治療法(ハイドロセラピー)を受けるために病院を訪れたという。

症状が深刻なものであったため、ローレンさんは学校を休むことも余儀なくされた。また症状のコントロールが困難で、処方薬が効かなかったこともあったそうだ。ほとんどの時期を病院で過ごさなければならなかったローレンさんの辛さを支えてくれたのが、病院のスタッフだった。

16歳になるまで定期的に治療を受けてきたローレンさんは理学療法に興味を持ち始め、いつしか「私も理学療法士になりたい」と思うようになったものの、その夢が叶えられるのだろうかという不安もあった。しかし理学療法士になるという決心は揺るがず、自身の治療とトレーニングを続けながら国立のハートフォードシャー大学で学んだ。大学在学中に理学療法士の職業研修生として約1年間派遣されたのがイプスウィッチ大学で、その間複数の病院で研修を受けることとなった。

その最後の研修の場が、子供の時に何度も通ったイプスウィッチ病院だったのである。全くの偶然にローレンさんは驚きながらも喜びを隠せなかった。今年初めに手術を受け、9月から同病院で勤務し始めたローレンさんは

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