封筒には10ポンド札が2枚と20ポンド札が1枚同封されてあった。この手紙を読んだアポロさんはただただ驚いたという。
「今の時代、こんな善人がまだ存在するのかとそれはもう驚きました。残念だったのは、送り主の住所や連絡先が書かれていなかったことです。スタッフらもびっくりしていましたが、同時に感動していましたよ。早急に相手を判断してしまってはいけないということもわかりました。彼らは純粋に過ちを犯しただけだったのです。いやもう、ただ“素晴らしい”の一言ですよ。」
アポロさんは、この喜びをFBアカウントでもシェアした。そして現在は、この3人のことを探し出してくれるように呼び掛けているという。テックインサイトの取材にアポロさんは「3人が見つかれば、当店での食事を無料で提供したいと思っています。もし、遠い所に住んでいたりしてクリスマス前に戻って来られない場合は、当店自慢の“キリマンジャロ・ソース”を送ってあげたい。大抵のお客さんは、このソースの味が素晴らしいので、遠くからでもまた店に来てくれるんですよ」と明かしてくれた。
このニュースを知った人からは「こういう良い行いはなかなか今の時代見られないから、本当に良かったね」「良い人もまだまだ存在するってことだよ」「よく普通郵便で現金を送って盗まれなかったね」「世の中も捨てたもんじゃない」といった声があがっている。
画像は『Gazette Live 2017年12月16日付「‘Faith in humanity restored’ Group settles restaurant bill by post after last minute train dash」(Image: Evening Gazette)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)