このほどタイから産んだばかりの我が子を17階の窓から投げ捨てるという冷酷な女の話題が届いた。逮捕された女には子供を失った悲しみや後悔の念などはまったく見られないという。子供を殺害したのは交際していた男性に別れを告げられた後の出来事だった。英メディア『Metro』や『The Sun』などが伝えている。
今月6日午後5時頃、タイ・パタヤ在住のネチャノク・ノクヤントン(Netchanok Nokyungtong、20)が、産まれたばかりの我が子を高層マンションの17階の窓から投げ捨てて殺害した。同じ建物の4階で仕事をしていた男性が窓の外に大きな物体が落ちていくのを見たことから事件が発覚した。
男性はその後、現場に行き赤ちゃんであることを確認、警察へ通報した。パタヤ警察が現場を確認すると緑色のビニール袋に入った状態で、まだへその緒が付いたままの新生児の遺体が発見された。警察はセキュリティカメラを調べた後、ネチャノクを逮捕した。
ネチャノクには、2年ほど交際していた韓国人のキムさん(40)という恋人がいた。しかし妊娠を告げた後、キムさんはネチャノクの元を去り韓国へ帰ってしまった。さらにキムさんは結婚しており、家族がいることを知らされたネチャノクは悲嘆に暮れていたとのことだ。そして後に自宅の浴室で出産し、すぐに新生児を窓から投げ捨てたという。
浴室には出産時のものとみられる血痕があり、ネチャノクは「当時はまだ出産の準備もできておらず、非常にショックを受けていた」と話している。警察は当初、新生児は早産で窓から捨てられる前に亡くなっていた可能性もあるとしていたが検死の結果、ネチャノクが故意に殺害したものとして捜査を進めている。