英国民に愛されたダイアナ妃の死から20年。彼女の弟チャールズ・スペンサー氏がインタビューに応じ、「姉の死を回避すべく、自分にも何かできたのでは…」「訃報を受け、怒りがおさまらない状態だったのです」と当時の悔しい思いをにじませた。
このほどチャールズ・スペンサー氏がTV特番『The Story of Diana』の中でインタビューに応じ、このように苦しい胸中を明かした。
「(姉が死去したという知らせに)僕は激怒しました。腹が立ったなんて言葉では言い表せぬほど、怒り狂ってしまったのです。」
「僕に何ができたのだろうか。そんな気持ちでした。今も絶えずこう思ってしまいます。ああ、神よ、姉を守ることができたら良かったのにと…。姉の死には、精神的に酷い打撃を受けました。それ以前も、僕は姉を守ってやりたいという気持ちがとても強かったのです。」
ダイアナ妃の息子達、スペンサー氏にとっては甥にあたるウィリアム王子とヘンリー王子は生前のダイアナ妃のようにチャリティ活動に尽力しているが、キャサリン妃とも力を合わせ国民に寄り添う姿を見て「嬉しく思う」というスペンサー氏はこうも語っている。
「でも驚いてしまいます。こんなに時間が経ったなんて。ウィリアムとキャサリンは、ダイアナが亡くなった年齢とほぼ一緒になったのですから。」
また死去から20年が経ち「姉は歴史の一部になった」ともいうスペンサー氏は、特に若い世代の人達にダイアナ妃のことを知ってほしいとコメント。また36歳の若さで死去した姉を偲び、このように続けた。
「姉なら、最高の祖母になっていたでしょう。(でも孫に会えず他界したことは)悲劇だと思っています。」