映画『スター・ウォーズ』シリーズのレイア姫として愛された女優・故キャリー・フィッシャー(享年60)は、ひとり娘で女優のビリー・ロード(25)に対して非常に豪快な育児をしていた。ビリーがまだ10歳にもならぬうちから“子どもの前で言ってはダメな言葉”もバンバン使い、大人と同等に扱っていたという。
このほどビリー・ロードが『Town and Country』の取材に応じ、亡き母の大胆な子育てをこう振り返った。
「ある日のことよ。私はまだ9歳だった。学校で誰かのバックパックから何かを盗んじゃって。ママが私を迎えに来てね。車に私を乗せると私の方を向いて、こんな風に言ったの。『あんたって子は、大人になってクソッタレになるつもり?』って。それで私はワッと泣きだしたの。」
「ママはいつだってそうだった。子供の時から、まるで大人のような話し方で私に接したの。今もこう思うわ。『大人になってクソッタレ野郎になるなんて真っ平!』って。」
母、そしてそれに続いた祖母の死は大きな痛手だったものの、今はようやく「レイア姫の娘」ではなく「ビリー・ロード」として生きられるようになったという。
「これまで、ずっとそうだった。常に(母や祖母の)陰で生きていたのよ。今は生まれて初めて自分の人生を手に入れたって感じ。自立を実感しているのよ。」
「もちろんママの娘であることは好きなの。これからもずっとその気持ちは変わらない。でも今の私は、ママの娘ではなくただのビリーとして生きることができるわ。」