今年に入ってから航空会社におけるトラブルが絶えないが、サービスが抜群に良いと評判のエミレーツ航空まで批判の的となってしまった。CA(客室乗務員)が乗客から回収したと思われるウェルカムドリンクのグラスシャンパンをボトルに戻している様子を乗客が撮影しSNSに投稿したことで、物議を醸している。英メディア『The Sun』などが伝えた。
エミレーツ航空で最も人気のあるA380型機は「自家用ジェット機のようなサービスを用意」と公式サイトで謳っているように、ファーストクラスにはシャワースパを設置しており、エコノミークラスでさえゆったりとくつろげるスペースを提供している。
問題の動画が撮影されたのは、今年4月のことだった。ドバイからバルセロナへ向かうA380型機のビジネスクラスを利用した乗客の男性が何気なく機内を撮影していたところ、偶然にも客室乗務員の信じられない行動を捉えてしまった。
そこには搭乗客に振舞ったウェルカムドリンクのグラスシャンパンをCAが回収した後、ボトルに注ぎ戻す様子が映っていたのだ。男性は7月に入ってからこの動画をインスタグラムにアップし、エミレーツ航空の公式インスタグラムへ「機内を撮影していたら偶然撮れていました。飲まれなかったシャンパンをボトルに戻すことは普通のことですか?」と問いかけた。
動画は海外掲示板「Reddit」にもシェアされ、物議を醸すこととなった。コメントの中で現役の客室乗務員というユーザーは「おそらくウェルカムドリンクの出しそびれた分をボトルに戻しているだけだと思う」とコメントしている。これに対して「それはシャンパンでしょ! そうだとしたら炭酸がぬけちゃうじゃない。そんなの再利用して欲しくない」などといった反論や「もしかしてスゴイ高価なシャンパンだから節約しているのかも」などと意見が飛び交った。