結婚式から帰宅した幸せなカップルが目にしたものは、ミニ動物園と化した我が家だった。家中の至るところに干し草が敷かれており、鶏が走り回り、ウサギがくつろいでいる。いったいこの家に何が起きたのか…。英メディア『The Sun』などが報じたこのニュース。「なんてこった!!」と仰天する夫にテックインサイトが話を聞いた。
オランダのヘルダーラント州ネーデルへーメルトに住むルネさんと妻のマルセルさんは結婚式を挙げた後、早朝4時過ぎに自宅へ帰った。しかし帰宅した夫婦の家はエントランスから部屋中の至るところまで干し草が敷かれていたのだ。
それだけではない、中庭では3羽の鶏が歩きまわり、キッチンにはウサギが2羽、バスタブには金魚が13匹泳いでいた。干し草はリビングルームのソファーの上やベッドの上にも散りばめられており綺麗に手入れした中庭の芝生にはオランダのサッカークラブ「アヤックス(Ajax)」のシンボルマークがペインティングされていた。マルセルさんがアヤックスの宿敵「フェイエノールト(Feyenoord)」の熱狂的ファンであるにもかかわらずである。
さぞかし仰天したであろう夫のルネさんにテックインサイトが話を聞いた。
「(帰宅したときは)もう言葉を失ったよ。なんてこった!!って感じだったね。」
ところがルネさんとマルセルさんは、我が家をこのようにした犯人が誰なのかすぐに見当が付いたという。
「僕の友人が結婚式のときに、『家に帰ったらなにかあるよ。でも翌日助けに行くから安心して!』と言っていたんだ。」
そう、この家をミニ動物園にしたのは夫・ルネさんの友人たちだったのだ。
ルネさんはその時の気持ちをこのように語っている。
「僕たちが外出している間に家じゅうに藁がまかれているって一体どういうことさ? なんてこった! 言葉が見つからなかったね。でも僕らは怒ったりはしなかったよ。ああ、ただ友人たちは少し緊張していたみたいだ。妻のマルセルが怒り出すんじゃないかってね。」
結婚式で予告されていた友人たちによるイタズラだったわけだが、さすがに「僕たちはイタズラが大好きだからちょっとやそっとのことでは驚かないけど、ここまでやるとは予想外。仰天したよ」とルネさんは驚きを隠せない様子だ。
今後は友人のうちの誰かが結婚するとき、レネさんも何かイタズラをするのかという質問に対しては「今回すごいことをやってしまったから、もうみんな(イタズラが)怖くて結婚できないかもね(笑)。でも誰かが結婚するとなったら僕もなにかやるつもりさ(笑)」と語ってくれた。