今年1月にアメリカ大統領に就任したものの、タレント時代と変わらぬ過激・暴言ツイートや横柄極まりない態度で世界を驚かせているドナルド・トランプ大統領。しかし「再びアメリカを偉大な国家にしよう!」と立ち上がった彼に一部の国民が熱狂したのには、やはり理由がある。そのひとつがビジネスマンとして大成功した彼の信条にあった。「愚かだ」「無知だ」「精神的に不安定だ」と散々な叩かれようの大統領だが、その一方で就任前には以下のような発言で多くの人々を鼓舞、「成功したい!」という意欲を沸かせたこともあるのだ。
■咄嗟の判断ができるよう知恵をつけろ!
「成功者になるか、負け犬になるか。思いもよらぬ展開になった際にどう反応するかで、それは決まるんだ。」
それをチャンスとみなし大成功するか、それとも失敗するか。思い切った賭けが必要になることもあるが、それを判断するのはビジネスで培った経験と知恵なのだ。
■前向きに考えろ!
「とにかく何かを考える。そういう気持ちなら、とにかくビッグに考えてみろ。」
スケールの大きいことを、大胆な発想で考えてみる。どうせやるなら上を目指せという大統領らしい発言だ。
■自分でリサーチをこなせ!
「私は細かい数字を叩きだすスタッフを多数雇うようなことはしない。マーケティング調査も信用しない。なぜなら調査なら自分で行えるし、自分で決断を下せるからだ。」
データと数字、過去の実績調査などに頼らず、自分で何もかも調べ上げて方針を定めてきた大統領。そんな彼を「ワンマンなだけではない“強いリーダーだ”」と思ったスタッフは多かったのかもしれない。
■個性を生かせ!
「人と少し違う。ちょっと斬新なタイプかつ大胆で、物議を醸す。そういうタイプなら、マスコミがあれこれと書いてくれる。」
「目立つこと=名前が世に知れる=宣伝になる」という法則を、大統領は昔から意識していたようだ。当然これが法に触れることであってはならないが、個性の強さを生かした彼はテレビタレントとしても大成功した。
■真の勇気を持て!
「“不安が無い=勇気”。これは正しくない。不安があっても効率よく動く。これぞ勇気だ。」
不安は誰にでもあるが、ビクビクしていては何も始まらない。やると決めたら成功をめざしバリバリ働こうじゃないかと、かつてのトランプ氏は語っていたのだ。