米ウィスコンシン州で児童の送迎を担当しているスクールバス運転手トゥルーディー・セレスさんはある日、ひとりの児童から質問されたことがきっかけとなりバスを利用する全員に素敵なプレゼントをした。子供たちの笑顔がなんとも心温まるニュースを米メディア『Inside Edition』や『Fox 5 NY』が伝えている。
オコノモウォック交通で働くセレスさんは、スクールバス運転手として児童を送迎している。仕事の傍らで3年ほどかぎ針編みにハマっており、児童らの小学校が終わるまでの待ち時間にかぎ針編みをすることを趣味としていた。
ある日のこと、毎日顔を合わせるヴィンセント君がセレスさんに「(メキシコ料理の)タコスを作れる?」と尋ねてきた。彼はセレスさんのかぎ針編み作品に興味を持っており、完成品を見たがっていた。そこでセレスさんはタコスを編むことに挑戦、出来上がった作品をヴィンセント君にプレゼントした。
喜んだヴィンセント君はバスの中で他の児童らにタコスを見せた。すると他の子供たちも編んで欲しいものがあったようで、セレスさんに次々とリクエストをしたという。そのリクエストは「アイスクリーム」「ポケモンのキャラクター」「猫」「果物」など様々だったが、バスに乗る全ての児童のためにセレスさんは3か月かけて34品を完成させ、色とりどりのユニークなかぎ針編みのプレゼントを受け取った子供たちは大喜びした。