シャンプーのCMに登場するような“さらツヤ髪”に憧れる女性は多いだろう。しかし、美しい髪になるために明確な意図を持って、ヘアケアしている女性は意外に少ないようだ。このたび発表された「ヘアケアに関する実態調査」では、4人のうち1人しか目的を持ってヘアケアしておらず、自分の髪に自信がない女性が8割近くもいることが判明した。
“髪にごちそう”をコンセプトにしたヘアケアブランド「ヘアレシピ」の夏の特別限定パック発売に伴い、P&Gが今年4月に20歳~49歳までの女性500名を対象に「ヘアケアに関する実態調査」を実施した。
まず、「自身のヘアケアは十分だと思うか」と質問したところ、「十分だと思っている」と回答したのは、わずか4.4%しかいなかった。「どちらかというと十分だと思っている」27.6%、「どちらかというと不十分だと思っている」45.6%、「不十分だと思っている」22.4%という結果になり、実に7割近くの女性が十分にヘアケアができていないと感じていることが明らかになった。
続いてその「ヘアケアを行う理由」について聞いたところ、最多回答が「なんとなく」で48%。つまり2人に1人は明確な意図を持たずに“なんとなく”ヘアケアをしていることになる。次は「ヘアケアを行っていない/特に理由はない」が25.0%と多く、3位「憧れられる存在でありたいため」14.2%、4位「異性に好かれるため」6.0%、5位「友達の評価のため」4.4%、6位「職場の評価のため」2.4%と続く。女性の美しい髪が好ましいと感じる男性は多いと聞くが、異性を意識してヘアケアしている女性は意外にも6%であった。そしてこれらの回答から何らかの目的を持ってヘアケアしている女性は3割にも満たないことが分かった。
このような実態を受けてか、自分の髪に自信がある女性はわずかである。「自分の髪に自信があるか」との質問に「自信がある」と回答したのは、たったの4.0%。「どちらかというと自信がない」43.0%、「自信がない」35.2%となり、自分の髪に自信がない女性は78.2%にものぼる。