海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】末期がんの父親のために 娘の卒業式が病院で行われる(米)

米インディアナ州フロイド郡で、末期のがんに侵された父親のために娘の友人とボーイフレンドが学校と病院側に掛け合い、6月4日の高校の卒業式を少し早めて病院で行った。『WDRB 41 Louisville News』や『Global News』などが伝えている。

ホリー・ベイリーさんは、フロイド・セントラル・ハイスクールの卒業式を6月4日に控えていたため、5月19日から末期の食道がんと肝臓がんで入院していた父ラリーさんに可能であれば車椅子で卒業式に参加してほしいという願いがあった。

しかし病院側は、ラリーさんの病状を考慮し外出を許可しなかった。がっかりしていた家族のために、ホリーさんのボーイフレンドと親友が学校長に相談し、病院側にも掛け合った。

相談を受けたバプティスト・ヘルス・フロイド病院のマーケティング&広報担当のステファニー・ロジャーズさんは「ホリーさんの友人とボーイフレンドからリクエストを受けたのですが、とてもいいアイデアだと思いました」と話し、ホリーさんだけのために少し早めの卒業式が病院内で行われることになった。それはホリーさんとラリーさんにとって全くのサプライズだった。

5月31日、病院側はホリーさんのためにケーキを用意し院内のカフェテリアを提供した。また地元の店からお祝いの花が贈られ、ホリーさんは家族や友人に囲まれてベッドに臥せる父親の前で無事に卒業式を終えた。ラリーさんは娘の卒業式に参加できたことに感激し、ホリーさんの手を握りながら「お前をとても誇りに思う」と涙を流していたそうだ。

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