シカゴを舞台に消防士・救急隊員らの活躍や苦悩を描くテレビドラマ『シカゴ・ファイア』。メインキャストのケリー・セブライド役を務める米俳優テイラー・キニー(35)が5月8日に同ドラマのプロモーションのため初来日を果たした。日本ではレディー・ガガの元婚約者としてその名が知られるテイラー・キニーが、テックインサイトのインタビューに応えた。
『シカゴ・ファイア』は、シカゴ消防局51分署に所属する熱き消防士・救急隊員チームが、火災・事故現場で人命救助に挑むレスキューアクション。主人公のはしご第81小隊長マシュー・ケイシー(演・ジェシー・スペンサー)と人気を二分するのが、テイラー・キニー演じる救助第3小隊長ケリー・セブライドである。ワイルドな外見とは裏腹に傷つきやすい内面を持ち、女性にモテるクールガイといった役どころだ。
テイラーは身長180cmと聞くが、インタビュー当日、実際に会うと想像以上に体ががっしりしていて、握手した手もかなり大きく感じる。日本に来る前にハワイに寄ってきたそうだが、そのためか日焼けした顔でにこやかに迎えてくれた。
―『シカゴ・ファイア』は米国で現在シーズン5を放映中で、その他にスピンオフシリーズもいくつか登場していますが、最初からこのような人気が出ると思われていましたか?
テイラー:もちろん最初からこの展開が見えていたわけではありません。過去には(別の作品で)18エピソードまで続いても、打ち切りということもありました。今回は病院でのシーンを撮影している最中にシーズン2の決定を聞きました。そのときに「認められた」と本当に嬉しかったのを覚えています。僕らはある意味自由業でサーカス団員のようなものなので、来年も仕事があるということでちょっとひと安心した覚えもあります。ただ、優秀な人材が集まっているので、まったく意外というわけではなく納得の結果ではあります。
■俳優でなければ消防士だったかも
―演じているケリー・セブライドとご自身は性格など似ていますか?
テイラー:すべてがそっくりというわけではありませんが、そんなにかけ離れた役ではないですね。仕事をしているセブライドは自分ぽいなと思います。体を動かすのが好きだし、アウトドア派だし、自分の手を動かして仕事するのが好きだし、仕事の成果物は目で確かめたい方だし…。俳優をやっていなかったら消防士をやっていたかもというぐらい自分らしいなと思います。
―火災のシーンなど迫力満点ですが、撮影中にケガをしたり、危険な目に遭ったことはありますか?
テイラー:一切ありません。特撮チームの皆さんも優秀ですし、スタントコーディネートもついているし、プロデューサーらも含めてみんな安全第一を心がけてやってくれています。なので、どのようなシーンにおいても危険を感じることはありませんでした。
■バレーボールではジュニアオリンピックのチームに所属
―ドラマで腕や腹筋など見事な体を披露されていますが、どのように体づくりをされていますか。
テイラー:筋肉を見せようとしているわけではないんですよ(笑)。もともと小さい頃からスポーツが好きで、アメフトやバスケをやったり、バレーボールではジュニアオリンピックのチームに所属していたこともありました。いつでも軽やかに動けるような体にしています。
■現場の食事が豪華すぎて要注意
―食生活で気を付けていることはありますか?
テイラー:ないです(笑)。ただ、うちの現場はケータリングが贅沢なんですよ。たとえば5時半に現場に入るときも朝食があって、お昼前にも食事が運ばれてきます。本当に気を付けないと体重が増えてしまいます。特に冬場になると(撮影現場の)シカゴは4時頃に暗くなり寒いので体が冬眠状態に入るのか、4、5kgは体重が増えますね。ひとつ心がけていることを挙げるとすれば、なるべく燃料になるような食事を摂るようにしています。
■母と京都に行くのが楽しみ
―今回初来日だそうですが、プライベートで楽しみにしていることは何ですか?
テイラー:土曜日に京都に行く予定です。今回、母親や友達と一緒に来ていますが、カメラマンの友達もいるし、僕もカメラを持ってきたので、写真を撮るのが楽しみですね。