海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】授業に出席できない友達のために 同級生ら資金集め、ロボットを購入(米)

クラスメートのおかげで、病気で学校に通えない男子生徒に希望の光を与えるアイデアが実現した。米ニュージャージー州イースト・ブランズウィックにある学校の生徒や教師、その教区の人々の心温まる親切な行いを米『Fox 5 NY』や『Catholic Philly』が伝えている。

カトリック系の学校「セント・バーソロミュースクール」の生徒タイラー・ヌーレク君(13歳)はホジキンリンパ腫を患い、治療のために昨年12月から学校を欠席している。

タイラー君にとって学校に通い友達と過ごすことは何よりの望みであり、また幼稚園の時から共に進級してきたクラスメートたちも彼の長期欠席は心痛めるものであった。

タイラー君を心配する友人らと同じように、タイラー君の母ジャッキーさんも息子に孤立感を抱いてほしくないという気持ちから、なんとかして学校と接点を持つ方法はないかと悩んでいた。そんな時テレビのニュースで「VGo」ロボットのことを知り、今年1月に学校長アン・ヴャースビッキ(Ann Wierzbicki)さんに、学校でロボットをレンタルもしくは購入可能かどうかを尋ねた。

1月18日はタイラー君の誕生日でもあったために学校側はリサーチを進め、技術コンサルタントとの会議も行い、VGoロボットを購入する計画を立てた。

その一方でロボット購入には4,000ドル(約44万円)の費用がかかると知ったクラスメートたちは、タイラー君の回復のために自宅や学校で祈りを捧げ、週末には教会のミサで話をするなどして精力的に活動し資金を集めた。このことが知られるようになると、幼稚園児たちが大量の1セントを持ってきたり、1,800ドル(約20万円)を快く寄付してくれるファミリーもいたという。そして2週間でロボット費用の2倍に上る8,000ドル(約89万円)が集まり、VGoロボットを購入した。

1 2