イタリアの女性エマ・モラノさんが今月15日、117歳で死去したことに伴い、世界最高齢の記録がジャマイカ出身の117歳の女性に引き継がれた。『jamaicaobserver.com』など世界中のメディアがその素顔に迫っている。
「1800年代に生まれた最後のひとり」と言われたエマさんは、1899年11月29日生まれ。これより3か月ほど遅く、1900年3月10日に誕生したのがヴァイオレット・ブラウンさんで、このたび世界最高齢記録を引き継いだ。
ジャマイカの陸上競技短距離選手ウサイン・ボルト氏の出身地である同国北西部トレローニー教区で生まれ育ったヴァイオレットさんは、「アント・ヴィ(ヴィおばさん、Aunt V)」の名で親しまれている。このたび世界最高齢となったことを受け、世界中から祝福の声が届いており「非常に嬉しく思っています」と喜びを語った。
110歳の誕生日では、地元メディアのインタビューに長生きの秘訣をこのように明かしていた。
「一生懸命働くことと、しっかりとした食事でしょうね。鶏肉と豚肉以外は何でも食べますよ。ラム酒は飲みません。」
ヴァイオレットさんの介護人の1人は「彼女が好きなものは魚と羊肉、時々牛の足も食べるようです。他にはサツマイモ、ジャガイモ、パンノキ(breadfruit)、マンゴーやオレンジといったフルーツが好きなようです」と語っている。ヴァイオレットさんは毎朝きちんとベッドメイキングをし、読書やタイピングを楽しむ。キリスト教のバプテスト派の信者で教会が大好きだという。