「私にとって写真撮影はライフワークです」と語るこの女性は、広西チワン族自治区桂林市の恭城ヤオ族自治県に暮らしている李玉珍(Li Yuzhen)さん。世界最高齢の女性カメラマンである李さんは、時には愛用のカメラを手に写真撮影のためどこかへ出かけていくが、今はもっぱら娘が経営する写真スタジオを手伝っている。
李さんは1953年に広東省に小さな写真スタジオを持つ夫と結婚。いろいろと教わるうちに写真撮影の楽しみに目覚め、むしろ彼女の方がそれにのめりこんでしまった。撮影技術もますます向上し、ほかの写真スタジオから声がかかるとその店の責任者として就任。カメラは実力がものをいう世界であり、女性だからという偏見も遠慮も無用だった。やがて写真はフィルムからデジタルへ、そしてモノクロからカラーへと変化を遂げたが、李さんはやはり“フィルム派”であるという。
血は争えないもの。李さんの家族は誰もがカメラ、写真の世界に魅せられているといい、孫娘もせっせとスマートフォンで写真を撮っては李さんに見せてくる。するともっと上手に撮影する方法を丁寧に教えてあげる李さん。孫娘とのそんな触れ合い、そして成長を続ける自身の家族の姿を撮ることが今の一番の楽しみだそうだ。
「若い者にはまだまだ負けられない」世界では超高齢女性が様々な分野でいまだ活躍中である。教習所で若者に運転技術を指導しているイギリス西ウェールズのローラ・トーマスさんが『デイリー・ミラー』紙のインタビューを受けたのは94歳の時。彼女が教えた生徒の実技テスト合格率はバツグンに高いことが自慢であるという。
また昨年、102歳の現役教師として取材を受けたのは米ニュージャージー州の小学校に家庭科の教師として勤務するアグネス・ゼレスニックさん。調理室で生徒たちに囲まれてクッキーを焼く姿はとても幸せそう、人生の充実、円熟感に満ちていると話題になった。家電製品もなく生活が不便だった時代を知っているアグネスさん。彼女の知恵に学ぶべきことはとても多く、校長、教頭、同僚教師の信頼は厚いという。
出典:http://news.163.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)