クリスマスには重い風邪のために体調を崩し、例年参加している礼拝にも欠席せざるを得なかったエリザベス女王。一時は「女王死亡説」のデマが流出し大騒動になったが、現在はすっかり元気を取り戻したもよう。このたび、大好きな乗馬を楽しむ姿がキャッチされた。
最近はバッキンガム宮殿よりもウィンザー城で過ごすことが多い女王だが、3月6日は多忙な女王にも少し時間があったようで、黒のポニーに乗ってウィンザーのテムズ川のほとりを散歩し少し早い春の空気を楽しまれた。
幼い頃から動物に慣れ親しんできた女王が、初めて乗馬レッスンを受けたのは3歳の時だったという。以来馬の結び付きは強く、女王はかつて「馬は私に“自分は別の人間になり得ることもできる”ということを感じさせてくれる」と話したこともある。
また、乗馬を楽しむ女王の姿はかくしゃくとしているもののリラックスしているようにも見え、来月に91歳の誕生日を迎えるとは思えないほどだ。この日の散歩ではウィンザー城の主任テリー・ペンドリー氏を伴っていたが、さすが女王だけあって馬に乗ってもペンドリー氏より一歩リードしている光景が見られた。
ちなみに女王は乗馬の際にヘルメットは被らず、スカーフを巻いている。女王曰く「硬い被り物はヘアスタイルが崩れるから嫌い」とのこと。公務に追われている女王にとって、散歩はほんのひとときでしかなく次の公務のためにもきちんとした身だしなみでいることを心がけているのだろう、ヘルメットでヘアスタイルが潰れてしまうことだけは避けたいようだ。
90歳になっても車の運転をしたり、乗馬を楽しんだりとパワフルなエリザベス女王だが、専門医も「100歳超えも夢ではない」と太鼓判を捺しているように、これからもますます元気な姿を見せてくれることだろう。
出典:http://www.telegraph.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)