ただ単に家族の笑える面白い瞬間を動画に収めただけであったが、インターネットでセンセーションを巻き起こし驚きを隠せないのが動画投稿者のキャロライン・チャーターさんだ。
カナダ在住のキャロラインさんは、姉のスザンヌさんが実家でクリスマスを過ごした後、12月26日のボクシングデーに家に帰ろうとした様子を撮影していた。普通ならば家族との別れは寂しいものである。しかし、チャーター一家は違った。
私道が凍って滑りやすくなっていた状態で車に乗り込もうとしたスザンヌさんは、足元が滑り地面に手をついてしまい、なかなか車のドアが開けられない。スザンヌさんの父親が荷物を後方部に入れるためになんとかドアを開けたが、ドアノブを持ったスザンヌさんの足元はおぼつかず、凍る道路に足を取られて滑るのを止めることができない。
まるでアイススケートの初心者のようにおぼつかない足取りでツルツルと滑るスザンヌさんの姿を見た母親が、爆笑し始めた。一旦笑い出すともう止まらないとはこのことだ。母は我が娘が道路で必死に立ち上がろうとしている姿を大声で笑い飛ばし、その派手な笑い声を聞いたキャロラインさんも笑いを堪えきれないといった様子が動画から伝わってくる。
なんとか運転席のドアを開け乗り込んだスザンヌさんに「バーイ」と言う母親とキャロラインさんだが、凍る道路の運転はなんとも危なっかしい。しかしスザンヌさんによると、車道には凍結防止剤が撒かれてあり冬用のタイヤを使用していたため、安全だったという。そしてもちろんスザンヌさんは酔ってはいなかった。ただ私道が凍結し滑りやすい状態だったので、雪の日に適した“SOREL(ソレル)”のブーツを履いていても滑ってしまったそうだ。
スザンヌさんは英紙『Mirror』に「あの日、私は主人側の家族を招待していたのでその準備のために実家から戻らなければならなかったんです。カナダの天気は予測できないので『帰れる時に帰らないと』と思ったんです」と語っている。
「私たちはとても仲のいい家族なんです」というスザンヌさんの言葉からわかるように、大爆笑する母親のオープンさは聞いている方も思わず笑ってしまうほどだ。この動画は全てのソーシャルメディアで2200万回以上の閲覧数にまで上っているという。
予想外に「母の爆笑動画」が拡散したキャロラインさんは、母親の笑い声をもっと楽しんでもらおうとiTunes Storeで着メロとしてダウンロードできるように設定することにしたという。キャロラインさんは「着メロのタイトルは『Canadian Driveway Ice Hysterics』というもので、もうすぐダウンロードできるようになります。収益の一部はうつ病など精神疾患を患っている人たちのサポートのために寄付する予定です」と話している。
出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)