このほどシアトルの北西に位置するワシントン州のサンファン諸島で、小学校教師を含むゲイカップルが無理心中を遂げた。2人には少年性愛の性的嗜好があり、10代の少年ら数名が性的虐待の被害にあっていたもよう。警察の追及に逃げ場を失った可能性が高いとみられている。
8月25日、シアトルとカナダ・バンクーバー島の間に位置するワシントン州サンファン諸島のひとつ、ロペス島の砂浜で無理心中を遂げたとみられる男性2名の遺体がカヤッカーにより発見された。
現場には遺書があり、遺体の1人はミネソタ州サウス・セントポール市出身で地元の「リンカーンセンター小学校」に2002年から勤務していた教師のアリック・バビット(40)。もう1人はその“夫”のマシュー・デーヨ(36)と判明した。司法解剖の結果、マシューがアリックを撃った後で自らも拳銃自殺を遂げたものとみられている。銃はマシューが「キャンプをするからクマよけに」と言って兄から借りたものであった。
無理心中の動機について地元メディアの『St. Paul Pioneer Press』は、このゲイカップルが少年性愛による性的虐待事件を起こしていたこと、その刑罰や社会的制裁から逃げ切れなくなっていたことをあげている。
実は7月14日、地元の少年1名がアリックとともに裸で写っているポラロイド写真を添えてサウス・セントポール警察に性的暴行の被害を訴え出ていた。ジャズのコンサートに連れて行ってもらった帰路で、ホテル内で性行為を強要されたというものだ。少年の家族はアリックが教師であることに安心しきっていたもようだ。しかしカップルは「ゲイならよくあること」と言って、両親の目の前で少年に下着やヨガパンツをプレゼントしたこともあるという。
警察がこの訴えをもとに7月中旬に家宅捜査を行ったところ、バスルームのトイレの陰から隠しカメラを押収。彼らが使用していたパソコンには“kiddies”と名付けられたフォルダーもあったとしている。
またダコタ郡裁判所の記録を入手した『スター・トリビューン』紙は、このカップルの性的虐待を受けた少年は少なくとも3名いることを報じた。そうした行為はホテルや彼らが所有する山小屋で行われ、ことに及ぶ前にはポルノ映像、アルコール、マリファナなどが用意されていたことがわかっている。
サウス・セントポール教育学区のデイヴ・ウェブ教育長は、「このたびの事件に強いショックを受けている児童や保護者、職員へのカウンセリングを充実させたい」と話している。限りなく黒に近づくハレンチ教師のアリックに対し、8月17日には休職処分を決定していたという。
出典:http://www.nydailynews.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)