『レッツ・ダンス』など数々のヒット曲で知られる英ミュージシャンのデヴィッド・ボウイ(享年69)は1年半に及ぶがん闘病の末、今年1月に帰らぬ人となった。さらなる第一線での活躍を期待されていた彼ががんを公表することなく闘っていたこと、また69歳にして帰らぬ人になったことに、世界中の音楽関係者やレディー・ガガら多くの著名人が衝撃を受けたが、今もなお彼の音楽を愛するファンは多い。その死から8か月、彼の遺灰の一部が米ネバダ州で開催されたイベント会場に撒かれたという。
デヴィッド・ボウイの遺灰の一部が撒かれたのは、年に一度開催される大規模フェス「バーニングマン」の会場とのこと。その決断に至った経緯を、ある情報筋は『E!News』にこう伝えている。
「デヴィッドのゴッドチャイルドとデヴィッドは、じっくりとバーニングマンについて話をしていました。このイベントの意味をね。そしてデヴィッドも、同イベントの持つ意味にすっかり惚れこんだのです。」
“商業主義を離れ、他者と出会い絆を深め、コミュニティを形成しよう”といった目的で約1週間にわたって続くバーニングマンを気に入っていたデヴィッドのため、妻イマンも遺灰の一部を現地に撒くことを許可したという。
そんなデヴィッドの死から8か月経つが、彼を愛し支えた妻イマンはどのように暮らしているのか。このほど『Good Morning America』のインタビューを受けた彼女は、このように語っている。
「本当に辛い年でした。でもどうにか耐えています。」
彼女は人気デザイナーとして活動中のエディ・スリマンがてがけた特別なネームペンダントを身に着けており、それを自身がこの世を去る日まで手放す気はないそうだ。
「そう。このネックレスは死ぬまで身に着けておくつもりです。エディが作ってくれたもので、“David”と書かれているの。」
デヴィッドを亡くした数か月後、イマンの最愛の母も死去した。辛いことが続いたイマンだが、デヴィッドともうけた16歳の娘、そして仕事に支えられ、今は前向きに生きているという。
出典:https://www.instagram.com/davidbowie
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)