乗り込んだ飛行機に、乗客は自分だけ…そんな経験をしてみたいと思う人もいるのではないだろうか。VIPの貸し切りジェット以外では滅多にない出来事だが、ごくたまに起こるのも事実だ。このほど英ヨークシャー在住のカップルが、乗客は自分たちだけというラッキーな経験をしたことが英紙『Metro』で報じられた。
キャリー・フィッシャーさん(28)とカイル・マックニコルさん(28)は現在、カンボジア、中国、日本、マレーシア、タイなどアジア各方面を5か月かけて旅行している。今月2日、2人はタイのクラビからマレーシアのペナンへ向かうため、マレーシアの格安航空会社「ファイアフライ(Firefly)」が運航するFY3491便への搭乗手続きを行った。
その時キャリーさんとカイルさんは、チェックインカウンターで航空会社スタッフから「あら、今日はお二人にとってとても特別なフライトになりますよ」と言われた。搭乗機に向かうバスの中でも自分たち以外に誰も乗っていなかったため「もしかして」と2人は気付く。そして搭乗口では乗務員に笑顔で「この便の搭乗客は、お二人だけですよ」と伝えられ、なんだか妙な気持ちになったという。
ファイアフライの乗務員にとっても、このような経験は初めてだったそうだ。互いに微妙な気持ちになりながらも、キャリーさんとカイルさんは機内でVIP気分を満喫することができた。ジャンプする以外なら通路を行ったり来たりしても構わないし、どこに座っても構わないと言われ、思わず通路でダンスしたカイルさん。その様子をキャリーさんが動画に収めるというように、機内では思う存分貸し切り気分を味わったのだ。
貴重な経験は1時間10分という短時間であったが、キャリーさんとカイルさんは「今までで最高のフライトだった」と述べている。現在、2人はペナンを旅行中で、これまでのアジア各地の美しい風景は彼らのInstagramに投稿されている。
出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)