日本では街のいたるところでお世話になる自動販売機。ドリンク、カップめん、菓子、雑誌に至るまで、品揃えは実に豊富だ。昔はアダルトグッズの自動販売機も見かけたが、今ではコンビニの普及によりその数は激減している。しかしこのたび、家族連れが多数訪れるスペインのリゾート地にアダルトグッズの自動販売機が堂々と登場。メディアにとりあげられ大きな注目を浴びている。
スペインのカタルーニャ州北東部に位置するコスタ・ブラバは、バルセロナ北東部ブラネスからフランス国境まで長く美しい海岸が続くリゾート地として知られ、ヨーロッパ各地から多くの観光客が訪れる。英ケント州シドカップ在住のスチュワート・ノリスさん(45)も、この地で家族と一緒に休暇を楽しんでいた。
「旅行中は何かと甘いものが食べたくなるでしょう。私たちも“Wagon Wheel”という甘いチョコレート菓子が食べたくなってね。」
ホテルやレストランが立ち並ぶコスタ・ブラバのビーチリゾート、エスタルティトという小さな町でそんな衝動に駆られたノリスさん一家は、メインストリートの一角に「Snacks&Cool Drinks」と書かれた自動販売機を見つけた。
9歳と15歳の年頃の娘2人を連れていたノリスさん。自動販売機の前に立って初めて、そこに並んでいる品々に目を見張った。なんとチョコレートや飲み物が並ぶすぐ隣に、色とりどりのコンドームやアダルトグッズが置かれているではないか…。ノリスさんはその時の様子をため息まじりにこう語っている。
「ショックでしたね。慌てて娘たちの目を手で覆いましたよ。」
「そこにはコンドームだけでなく、オイル、さらには2種類のダッチワイフ(ラブドール)までありました。他にもライター、パイプ煙草グッズといったものも置いてあったと思います。メインストリートのど真ん中で小さな子どもも頻繁に通る場所にですよ。」
不満の声をあげるのはノリスさんだけではないようで、4人の子どもを持つルイーズ・フリーマンさん(47)も「こういったものは家族連れで賑わうリゾートに置かれるべきものではないでしょう」と困惑した様子だった。
さて、日本でもコンビニのトイレの前あたりに成人向け雑誌が堂々と売られている。2020年に東京オリンピックが開催され世界中からたくさんの人がやってくるであろう。乱立気味のコンビニで、子どもの目に触れる場所に所狭しと置かれているこういった雑誌には不快感を覚える人も多いのではないだろうか。
出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 A.C.)