NYマンハッタン西岸とニュージャージー州にはさまれたハドソン川で、フェリーが衝突事故を起こした。相手はなんと小型で非力なカヤック。11名が救助されたが、うち1名の容体が深刻であることが伝えられている。
『nypost.com』ほかニューヨークのメディアが報じているところによれば、現地時間の30日午後6時ごろ、マンハッタンの西を流れるハドソン川で「ニューヨークウォーターウェイ(NY Waterway)」社が運行するフェリー“Jersey City号”が複数のカヤックに衝突する事故を起こしたもよう。場所はミッドタウン西39丁目ピア79の付近だという。
沿岸警備隊は7人が負傷し、うち2名が重傷を負っていると発表し、続いてニューヨーク市消防局は最も深刻な状態にある1名を「Bellevue Hospital Center」に、4名を「St. Luke’s Hospital」に搬送したことを発表した。フェリーの操縦士は取り調べに対し、「レーダーを2度ほど確認したところ片隅に赤い何かを発見し、カヤックだとわかってエンジンを停止させた」と話すも泣いて取り乱しているという。
『ニューヨークウォーターウェイ(NY Waterway)』社は、マンハッタンの東西両岸を流れるイースト川とハドソン川を拠点に多数の運行ルートを持ち、これまで累計で6500万人が利用。観光客ばかりか通勤者が利用するようになり、年間利用者数は増加の一途をたどっていた。なお、事故を起こした操縦士には薬物やアルコールの影響を受けていないか検査が行われるという。
出典:https://www.facebook.com/CBSNewYork
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)