このたびジェットブルー航空429便を見舞った乱気流トラブル。乗客の誰もが「あわやの墜落を予感した」という、実に深刻なものであったことがその後に写真などで伝えられている。
問題のフライトは、今月11日午後5時25分にボストンのジェネラル・エドワード・ローレンス・ローガン国際空港を発ち、サクラメント国際空港に向かっていたジェットブルー429便。6時間弱の飛行という中、米中部の上空で激しい乱気流に巻き込まれ乗客22名乗員2名の計24名の負傷者を出し、出発から約4時間後にサウスダコタ州ラピッドシティの空港に緊急着陸していた。後方のギャレーで仕事をしていた3名の客室乗務はいずれも天井に体を強打し、乗客らは恐怖の証言をSNSに展開。彼らはこのように表現している。
「ビルのエレベーターに乗って50階からストンと落ちたかと思うほどの急降下だった。」
「飲み物や食べ物はすべて散乱した。」
「ノートパソコンを広げてメールをしていたところ、パソコンが一瞬にして浮き上がり、オーバーヘッドコンパートメントにぶつかってから他の乗客の頭に落ちた。」
「シートベルトをしていなかった人、通路を歩いていた人など10名ほどが天井に体をぶつけていた。」
ダメージを負ったのは乗客乗員やパソコンばかりではない。天井パネルやオーバーヘッドコンパートメントには穴、へこみや亀裂ができ、横に激しい力が加わったのか、トイレの便器が根こそぎひっくり返っていることもわかった。赤ちゃんが搭乗し、幼い子が泣き叫んだというそのフライト。誰もが「生命の危険を感じた」と表現しており、緊急着陸が成功した際には心底ホッとしたもよう。用意された別の機材にて再びサクラメントへと向かったという。
出典:http://www.kcra.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)